ベルデセルバ戦記でブログ

プレイステーションソフト「ベルデセルバ戦記~翼の勲章~」 にこだわるブログです。(略称【ベル戦ブログ】)

銀ファム5・6感想

・第5話
 シルヴィウスとの契約を果たすためアデス戦艦の捕獲にかかるファムたちと、ミリア姫の最初の領土獲得まで。
 シルヴィウスの艦長室に地図が掛かっているが、遠目かつ斜めに映されているので地形はよく分からない。現在の世界地図とはかなり違うようだが、雰囲気では地球全図ではなさそう。公式サイトにも地図は載ってないので、イマイチこの世界の地理が掴めない。館長の横顔越しに垣間見える地図には大きな湖が書かれており、おそらくこれがグランレイクだと思われる。横長の(縦横比1:3程度)湖の南部中央から西に向かって反った半島が突き出ており、この形に一致する湖が現在の地球になさそうなので、この時代の地球はかなり地形が変わっているのかも。(3話のアウグスタちゃんとの会話でトゥランとして示された半島がトルコっぽかったので黒海、または地中海かも知れない。残りの候補としてはカスピ海アラル海五大湖バイカル湖。標高の高さからするとチチカカ湖もかなり小さいがアリかもしれない。)
 ジゼのチート過ぎる知識量(全世界の百年間の戦艦データと主要乗組員のプロフィール)が示される。100年前まで遡ってるのは完全に趣味だろう。まあ15歳くらいは仕事をもの凄い勢いで吸収するので、環境次第では有り得なくはない。……空賊という環境でどれだけ勉強できるのかアヤシイよねぇ(笑)?
 自分の位置を天測儀で計測しているとき、約30秒タイムを測っていたがあれは何だろう?
 ディーオと艦長の会話でディーオの所属とアナトレーがアデス連邦と戦わざるを得ないことが示される。まあアナトレーも帰還民だからアデス連邦としては許せないのは当然だろう。前作の最後で主人公たちは地球で麦を育てていた。地球では百年以上も前から良い土地を争ってきたのだからあの土地を手に入れるのだって簡単ではなかっただろうに。
 ミリア姫が領土獲得運動の制服として選んだのはなんとメイド服(笑)。「どんな男も心動かされる」と聞いていたためらしいが使う場面違ってますから(笑)!ネットでもあざとすぎると話題になっていた。しかも「要らん」とバッサリ否定されてたり(笑)。私もこれはやめて欲しかったな。せっかく異世界アニメを楽しんでいたのに急に日常的萌えアニメに引き戻されてしまった感じでちょっとガッカリ。
 ミリア本人もあの格好は恥ずかしかったらしいが、それにしてもどこからあんなものを手に入れたのかが気になる(笑)。もともとメイドさんのいないシルヴィウスの備品のハズがないし、時間的に自作したとも思えない。今回はギャグ回と受け取って良いのだろうか(笑)?
 「厨房・シャワールーム・個室三つと食事を要求するとはさすがお姫様」という意見が2chにあったそうだが、まずは大きくふっかけるのが交渉の基本。今回食堂のテーブル一つだけしか領土として獲得できかなったわけだが、ミリアとしては満足そうだったのでやっぱりそういうことなのだろう。


・第6話
 Over step:チェス用語ではギャンビット後のポーンの暴走を意味する。やらないほうがいいらしい。
 トゥラン亡命政権樹立のビラまきから、アデス連邦へくら替えした帰還民王族の末路、そしてギャンブルレースまで。
 亡命政権樹立の発表はまだ早いんじゃないかと思う。戦艦が7隻集まっただけでは兵器も戦闘員もまだまだ足りない。民を養う当てもないのに集まってきちゃったらどうするのだろう?住所書いてあるハズないからいいのかな?意外にもルスキニアは「乱世の相(才?)があるか?」と評価していたが。
 帰還民王族をまとめて粛清したのはまずい。しかもそのまま公表するとか一番アカンだろう。第一に、自ら進んで膝を屈した者を十束ひとからげで殺したら搾取とか利敵行為が本当だったとしても誰も信じない。もはや降伏する者は現れず後は激烈な抵抗が残るだけで、勝てるとしても非効率だ(「項羽と劉邦」を参照)。第二に、王制が成り立っていたということは王が民族を治める要になっていたということ。また誇りの象徴でもあるしこれを無造作に殺したら向こう30年は反乱の火種になることは間違いない。いかに強大な軍事力(エグザイル含む)があるにしても統治の観点からは下策と言える。(中国では敵対していた王族を生かして残す場合があった)。ルスキニアは叩き上げの軍人(護衛官上がり)のようだから軍隊さえ強ければなんとでもなると思っているのだろう。短期的には間違っていないがアデス連邦の将来は危うい。
 カジノ都市エリダラーダでヴァンシップレースに望むファムたち。戦艦を賭けた差し馬の相手は熟女ロシャナクババール男爵(なんつー名前だwwネタにしてくれと言わんばかりだが、ここまであからさまだとネタにしづらいんですけどwやっぱりGONZOはいまいちハズしてるなぁ(笑))。かなり前にアデス連邦の軍門に屈したようで、諦観と退廃を漂わせている。恐らくミリアの正体に気づいているのだろう。再登場して欲しいものだ。
 「姫様が毎週変身するアニメ」という感想があったが今週は「ショタ」と評されていて笑った。来週以降の楽しみが増えた。
 男爵の所有レーサーはグランレースのトップクラスレーサー。普通では勝てないのは分かるが、あの方法はルール違反じゃないのか(笑)?ルールブックに書いて無いにしても元締め側が黙ってないと思ったが、大穴になったので元締としては儲かったからいいのかな。
 みんなヴァサント(女将軍で「ケイオスのアメジスト(ケイオス国民の中でも忠誠心が高く勇猛)」)がラスボスっぽいとか反乱フラグとか言っている。確かに出身的にも、アウグスタに一番近いという配置的にも事を起こしそうではある。とはいえそれは物語の外からの視点であって世界内の視点で見ればまだなんとも言えないだろう。ただし”どこからエグザイルのキーの情報を手に入れたのか?”という質問をしているあたり怪しいと言えばあやしい。