ベルデセルバ戦記でブログ

プレイステーションソフト「ベルデセルバ戦記~翼の勲章~」 にこだわるブログです。(略称【ベル戦ブログ】)

銀ファム第9.5話・10話感想

第9.5話
First adjournment:(会議などの)最初の休会
 総集編だが、一部新作の部分も。手紙を書くジゼとミリアが回想するという形式で第一話から第九話までをダイジェストでお送りする。ラストでは手紙を受け取った空賊のアタモラがファムたちの元へ出かける。
 特に感想なし。
第10話
Illigal move:チェスで、普通に指していたらあるはずのない着手の事。(「悪手」ではなく論理的に有り得ない状態。対応は、最初からやり直すかおかしくなった所からはじめる。)
 今回は激動。2chでも絶賛。次回が楽しみである。
 グランレイクでのトゥラン・アナトレー(=デュシス連合)の同盟締結の儀式、その直後の祝賀パーティ、アナトレー王女アルヴィス登場、エグザイルの鍵となる血統の説明、ルスキニア・リリアーナ王女の登場と連邦・トゥラン同盟の発表、戦闘開始、アラウダの侵入、ミリア達の脱出まで
 グランレイクでの儀式は湖の水を同じ器で飲むことで成されている。異文化として面白いなーと思ったが、これって実は固めの杯だよね?(笑)日本文化じゃん(笑)。それともこういう「同じ器で飲む」が仲間の意味になるのって世界によくあるのかな。
 儀式の場所は湖の源、ザ・ホールと呼ばれる直径百m程の浅瀬の穴でほぼ真円、垂直に切り立った壁面と底が見えないほどの深さを持っている。十中八九人工的に作られたもので、それも砲撃などの前近代的破壊力によるものではなさそうだ。可能性としてはかつて円柱状の物体が収まっていた、レーザーまたはビームにより瞬間的に蒸発した跡、が考えられる。前者だとするとグランレイクは自然の湖ではなく人工物(エグザイル?)の設置場所跡であるのかも知れない。周辺の円周状に盛り上がったクレーター状の地形からすると後者の可能性が高いかな。どちらにせよ湖は地下水の層まで穿たれた穴からの湧水で成り立っているようだ。もしかしたら後で重要な場所になるかも。穴の底に何かあるかも。
 ファムに空賊の少年が「流石俺のライバル」と言うシーンは興味深い。本当にライバルなら「誰がライバルよ!(怒)」「照れるなって(笑)」で皆が笑うのはファムの過剰な反応を笑うものだし、誰も彼がライバルだなんて思っていないならファムの否定をジョークの形で切り替えした彼のおどけっぷりが面白くて皆笑っていることになる。どちらに解釈しても面白いシーンなのだ。この様にどちらに解釈しても楽しい場面は創作の世界において、どんな名前でどう評価されてるのだろう?曖昧な脚本はダメか、むしろ評価されるのか?
 前回ラストの誕生パーティーから引き続いて今回もパーティー(笑)。アナトレー側の戦力が整わないという内情が明かされる。
 ディーオがアルヴィスを紹介する。あれ?アルヴィスが居るなら儀式はアルヴィスとやった方が良かったんじゃね?ウルバヌスがすぐ横にあるからアルは今到着したって訳でもないだろうし。
 そしてエグザイルのキーになる血統の受け継がれ方を解説。”女性が代々力を受け継ぎ、その者が死ねば年が一番近い近親者に受け継がれる”ってうわーファンタジーだなー(笑)エグザイルは常にキーの生死をモニタリングしてるってことかい(笑)。でもまあそれくらい至れり尽くせりのシステムでないと何世紀もの閉鎖空間での生活を通してキーを管理するのは無理だろうな。アルも何度も命の危険にさらされてたし。
 ここでまさかのルスキニア登場。そしてリリアーナ王女が黒リリーとして再登場!服を黒系統でまとめて変更するのは寝返ったキャラのお約束だよね(笑)。まあ建前上は喪服なんだろうけど。意外とこういうベタな演出をしてくるんだなGONZOは。分かりやすくていい(笑)。アデス連邦との和平・トゥラン人民の保護を発表し兵士たち(こいつらいつの間に、どういうルートで集まったんだろ?)は喜ぶがミリアはついて行く事を拒否した。しかし兵士たち(プラス15隻艦隊)はリリアーナ側につく。あれ?兵士だけ集まったってことはないよね?少なくとも彼らの家族・非戦闘員とかはアナトレー同盟領にいるハズだよね?ミリアも「領土を与えてくれてありがとう」って言ってるしここは儀式の場だから家族連れてきてないだろう。少しぐらいミリア側に残ってもいいと思うんだが・・・。
 10分の猶予の後、戦闘開始。15隻艦隊も攻撃する。
 一方空賊の砦には、高度限界を克服した別の連邦艦隊が攻撃する。空賊かなりやばいんじゃね?
 ヴィンセントはアルを小脇に抱えてシルヴィウスの甲板からウルバヌスに飛び移った・・・っておい!有り得ないだろwwウルバヌスがシルヴィウスの真横から先に上昇している最中の飛び乗りな訳だが、ウルバヌスの形状から言って真横で無事に上昇してて飛び移れる場所って下部の長大な翼端部分のハズだけど明らかに上部中央部に着地してるよね?どんな跳躍力やねん!(笑)
 リリアーナは操られているかと思ったがミリアはそれを否定し「あれは本気だった」と言っている。これは恐らく物語を分らせるための説明セリフなので、一連の行動はリリアーナの意思に基づいているようだ。それはファム達と共にミリアが艦を脱出する時に笑顔と共に安堵らしきため息をもらしたことからも伺える(あの距離で視認できるわけねーだろとは思うが)。連邦の暴虐とミリアの亡命政権を知りながら連邦に擦り寄るのは売国ではないか?と思えるが、2chでも指摘されている通りどちらかの政権が生き残ればトゥラン人民の受け皿・かなめは必ず残されるので弱者の選択としてはアリ(豊臣方と徳川方とに別れた真田家などが著名な例)。そう考えると、ミリアの説得を早々に諦め王女の地位剥奪宣言をし「次に会う時は戦場ですね」と言い放って去るのも合点がいく。初めから二陣営に政権を分ける積もりなのだろう。だがその果てにあるのはどちらかの死だ。王族とは辛いもんだのう。
 ディーオとアラウダとの戦いはまるでスターウォーズww善の側のディーオが青い武器で、悪の側のアラウダが赤い武器なのもおんなじ(笑)。分かりやすくていいがちょっとやりすぎだろwwそれにしても二人の身体能力は凄い。縦横に配管が走る巨大な吹き抜けを戦いながら飛び降りてゆくぞ(笑)オープニングアニメにもこの二人の戦いが描かれているので今後も何かとライバル的な関係になりそうな二人だ。戦闘描写はなかなかイケている場所もあるので楽しみだ。
 連邦のヴァンシップに襲われ北北東に逃げるファムたち。この間の隊長さんが乗ったグラキエスのロケット戦闘機がそれを確認する。さて、以前グラキエス三番機を助けた事が効いてくるのか?しかしなんでグラキエスのロケット乗りって女しかおらんの?(笑)こういう身体的負担の大きい部隊って肉体的頑強さが優位な男性ばかりになるもんだけど、女性上位国家なのかな。男としてはカワイイ女の子が沢山出てくるのは大歓迎ですがね(笑)。ロシア語を流暢に操れる声優が女しかいないって理由だったら面白いな。
 細かいこと:今回あちこち首の動きがおかしいです(笑)冒頭のヴィンセントの頭も大きいしw