ベルデセルバ戦記でブログ

プレイステーションソフト「ベルデセルバ戦記~翼の勲章~」 にこだわるブログです。(略称【ベル戦ブログ】)

ニュートリノの速度が光速を超えたらしい

まずは追試。話はそれからだ。

研究グループ「精度高い」=光速超える素粒子発見で−名古屋大で説明会
時事ドットコムより

こういう話が出るとすぐ「過去へのタイムトラベルも可能に」とか言い出す奴がいるが、仮にニュートリノが光速以上で飛んだとしてそれでどうやって過去に生身の人間を送り込む気なんだろうか?そもそもタイムトラベル出来るという話も、既存の相対論の延長で考えられた仮説の数式で出た結果であって、実際の超光速が粒子を過去に向かって飛ばしている保証なんてどこにもない。超光速の領域でも相対論が成り立つのかどうかなんてまだ誰も知らないのだ。

ニュートリノは光よりも速い?
ナショナルジオグラフィックより
【略】
 光より速い粒子が存在すると、原因と結果に関する科学理論にも大きな混乱が生じる。「AがBの原因になるだけでなく、BがAの原因にもなり得る」とパーク氏は説明する。「因果関係の概念があいまいになり、さまざまな問題が起きるだろう」。
【略】
超新星ニュートリノはこれほど速くない

 アメリカ、ペンシルベニア州フィラデルフィアにあるドレクセル大学の天体物理学者デイブ・ゴールドバーグ氏は、もし光より速いニュートリノが存在するのであれば、既に自然界で確認されている可能性が高いと述べる。

 例えば1987年には、爆発中の恒星から放たれたニュートリノと光子(光の粒子)が地球で検出された。2種類の粒子はほぼ同じタイミングで地球に到達している。

 ゴールドバーグ氏の計算によると、ニュートリノのスピードがOPERAチームの主張通りの場合、超新星から放たれたニュートリノは光子より3年早い1984年に検出されたはずだという。「当時、地球で稼働していた検出器が宇宙から来たニュートリノのピークを見逃した可能性は低い」。

 超新星から放たれたニュートリノCERNの粒子加速器ニュートリノよりエネルギーが小さいため、速度は遅くなるとゴールドバーグ氏は認めている。「しかし、アインシュタインが正しいと仮定すれば、どちらのニュートリノも限りなく光速に近い速度で移動する。つまり、計測という観点では、どちらも基本的に同じ速度だ」。

 もう物理学を勉強しなくなって10年以上経ってるので、因果関係のところはどういう根拠で言っているのかよく分からんが、別に超光速で粒子が移動しても因果関係がおかしくなることはないと思うなぁ。
 それよりも後半の超新星ニュートリノの考察は興味深い。どちらの観測にも間違いが無いとすれば、自然界を記述する新たな要素の差である可能性があるわけで、それだけでもワクワクさせられるね。