白髪皇子

　おくり名を”清寧天皇”。
　中国の史書にも載ってる（と思われる）超有名な天皇”雄略天皇"の三男で、彼の後を継いで天皇（当時は「おおきみ」と言った）になった人。生まれながらに”白髪があった”（全て白髪だったかはこの文からは不明）らしく、多くの人は彼はアルビノ（遺伝的メラニン色素欠損）であったと考えている。
　生来のアルビノで後に天皇となる・・・あれ？どっかで聞いた話だなと思ったらファイブスターでした。

ファイブスター物語（12） （ニュータイプ100％コミックス） [ 永野護 ]

　この主人公アマテラスがアルビノにして神にして大帝国の皇帝。詳細は省略。


　ま、このアマテラスにしても、清寧天皇には一切言及が無い。
　そう、白髪皇子は日本においてかなりマイナーな存在だ。こんなにドラマチックな素材（父が強力な暴君なのに息子は清寧。アルビノという異形の生まれなのに長子相続の時代において三男なのに皇位継承。生涯妻子を持たず、父の時代に逃げた甥っ子たちを探して皇位につける。全国に白髪部を設ける。）がてんこ盛りなのにね。
　ちょっと探しても彼を主題にした小説・漫画は存在しない。ネットには・・・あった！

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　うめぞー氏の古代にまつわる小説とイラストのサイト。白髪皇子がメインで登場する「生まれしながら」が連載中。

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　？氏の歴史小説のサイト。これも白髪皇子が主人公の「異形」の第一章があります。