ベルデセルバ戦記でブログ

プレイステーションソフト「ベルデセルバ戦記~翼の勲章~」 にこだわるブログです。(略称【ベル戦ブログ】)

また女子高生が快挙

効果10倍の抗菌物質、仙台の高校生が新製法

 宮城県仙台第二高等学校3年の安東沙綾さん、日置友智さん、山田学倫さんは、これまで合成が極めて難しかった銀の酸化物を簡単な高校の理科実験手法で作ることに成功した。この物質は性質もほとんど分かっていなかったが、抗菌効果が従来材の約10倍高いことを確認した。成果は米国の科学誌ジャーナル・オブ・マテリアルズ・サイエンス(電子版)に掲載した。

 合成したのは銀と酸素の比が2対3の「過酸化銀」。硝酸銀水溶液の電気分解で銀の樹状結晶を作っていたところ金属光沢がある黒い結晶が析出。東北大学の東谷篤志教授らの協力で構造を調べ過酸化銀とわかった。

 銀と酸素の比が2対1の「酸化銀」は合成しやすく抗菌剤で知られる。今回、過酸化銀で大腸菌の殺菌能力を調べたところ、酸化銀の約10倍高いことがわかった。実験を指導した仙台二高の渡辺尚教諭は、新技術を使えば過酸化銀の生産コストは100分の1レベルに下がり抗菌剤として実用化すると期待している。
日本経済新聞から引用)

おいおい最近の女子高生どうなっちゃってるの?凄いじゃない。先日も

茨城県立水戸第二高の数理科学同好会に所属し、今春までに卒業した小沼瞳さん(19)ら5人で、2008年2月の金曜日、「BZ反応」という実験を行った。酸化と還元の反応を繰り返すことにより、水溶液の色が赤と青に交互に変わる。
 その日、水溶液の色は想定通り赤で動かなくなった。メンバーは器具を片付けないままカラオケへ。ところが月曜日に実験室に戻ると、液は黄色くなっていた。
 予想外のことで、観察を繰り返した結果、赤青の変化が一度止まった後、突然、始まった。
 全く知られていない現象だったが、試薬の条件が整えば、5〜20時間後に変化が再開 することを突き止めた。

なんてことがあったし。(これは米専門誌に論文が掲載されることが決まったのでニュースになったようだ)
 古い話だが昔、線香花火の科学を分析した工業高校だか定時制高校の論文(というか化学同人誌)のおかげで一度は途絶えた線香花火が復活できたとかいう例もあった・・・らしい。*1
 高校の部活といえど侮り難し。

*1:昔テレビの番組で見ただけなのでウラを取ろうと思ってググってみたのだが、「線香花火 復活 定時制」などで検索しても全く見当たらない。あの番組はガセだったのだろうか?ウィキペディアを見ると”「すぼ手」は西日本に、「長手」は東日本に多い。”などと書かれている。絶滅とかそういうことは書いてない。考えてみれば全国に生産者がいたわけで、例え戦争などで三十年作っていなかったとしてもそうそう製造ノウハウや配合レシピなどが絶滅するはずがない。そもそも線香花火の製造が途絶えたとかいうのはいつのことだったのだろうか?あの番組はなんだったんだろうか?やっぱテレビは当てにならんなぁ。ちなみに現在日本で消費される線香花火の99,9%は中国産。あとは山縣商店でごく少量作られているだけだそうな。