手紙の書き方を習ったのは小学校だった気がする。いや、本で読んだのだろうか?もう30年近く前の話だ。そこでは
手紙文では段落が変わっても字下げしない。
と書かれていたように思う。その証拠に私の母が送ってくる手紙も行頭字下げは無い。
無論その他の文章、つまり作文などでは段落が変わったら最初の行で一文字下げる、という規則も習ったので今に至るまでそうしている。(ただし最近ネット世界では字下げ無しが九割を占めるそうな。これについては多くの人が語っている。)
かつて文章の書き方は「段落初行一字アキ」が原則であり、すべての印刷物に適用されましたが、ネット文書では約一割しか見あたりません。
まさに絶滅目前ですが、あなたの見解や考察を聞かせてください。
http://q.hatena.ne.jp/1094327484
ところが先日Twitterでフォローして下さったあさがやすみや@小説家志望氏の手紙文形式の小説の感想一覧を読んで驚いた。
文の最初の一マスがほとんど空いていないのには違和感を感じました。
いや実は驚いてはいない。以前職場でお客様に手紙を書くときに先輩に「行頭を下げろ。常識だろ」と言われたことがあったから。その時は『最近の常識ではそうなのか。作文の作法がそのまま手紙文にも輸入されちゃったんだな』と思っただけだったが、上の感想を読んで改めて『じゃあ、いつからそうなったんだろう?』といらん好奇心がムクムクと湧き上がってきた。
結論から言うとネット上では『昔は手紙文では字下げしなかった』という証言は得られなかった。(検索結果100件の斜め読みの結果。)
あれ〜?俺の記憶違い?
もしかして我が家だけなのか?手紙で字下げしないのは。