ベルデセルバ戦記でブログ

プレイステーションソフト「ベルデセルバ戦記~翼の勲章~」 にこだわるブログです。(略称【ベル戦ブログ】)

実写映画「ハイランダー:NEXT」を観たよ

ハイランダー ネクスト(英語の副題は起源(the source))

ハイランダー ネクスト [DVD]

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うーん、10点満点中3点かな。しかしどこを褒めるべきなのか分からない。
チャンバラアクションであることが素晴らしい。
・タイトルではないが、途中でQUEENの「Prince of the universe」が流れた。それだけでやっぱり嬉しい。
・不死の民の一人であるクリスチャンがロクデナシだった。(クリスチャン=イイ人ではないことを示してくれたので嬉しかった。)
ぐらいか・・・?


ダメな点は
・アニメハイランダーのレビューで「現実世界とは別の場所」での戦いにしてしまったことが失敗だったと言ったが、笑えることに今作も北斗の拳のような世界になってしまっている。前回も言ったが”ハイランダーの楽しさの一つは我々のこの現代世界で場違いなアナクロなチャンバラが繰り広げられるギャップ”だと思っている。だから、孤島で食人軍団に追われるなどという非現実極まりない状況は余りにも「ハイランダー」らしくない。
・おまけに天体力学を無視した惑星直列が起こったり、それが肉眼で見えたり(あんなデカく見えないっつーの)、更にその直線上にたくさんの恒星が「直列するから地球に大量の光が降り注ぐ」とか(電池じゃねーんだから!他の星や惑星の影になってむしろ光の量が減るよ!)、設定がアホすぎる(怒)アメリカ人は騙せても俺は騙されんぞ!
・不死の力の起源(source)を求めるというテーマは非常に惹き付けられるものがあるが、結局なんだか分からない。ふざけるな。話が進むにつれて起源はどうでもよくなり、いつの間にか「願いが叶う場所」に変わっているのだ。なぜ、どうやって不死の民が出現するのかという問いには一切答えられていない。タイトル詐欺だ!
・起源の地を守る「守護者(ガーディアン)」が出現。しかしマッチョな上に基本が素手で、剣は現地調達。カッコ悪い。また異常に素早いのでまともなチャンバラにならない。シリーズの趣旨が台無しである。
マトリックスからの流れなのだろうか?素早く動いているように見せるために使われる残像付きの早回しがどうも安っぽい。というか、これだとあからさまに「早回しです」って宣言してるようなもんで望まれてもいないのに手品師がタネをバラすような感じ。これなら単純な早回しでもいいんじゃないのか?というかむしろスローモーションの方がまだマシだろ。
・ダンカンの剣が折られたので、その後の戦いではダンカンは短剣二刀流になっている。悪くはないがそれって「ハイランダー」じゃなくね?長剣vs長剣が楽しいんですけどね。あと最後の敵を身動きさせなくする技も「ねーよ!」と言わざるを得ない。


 アマゾンのレビューは無し!話題にすらなってないってのも悲しいものだ。
 これも無かったことにしたいorz