ベルデセルバ戦記でブログ

プレイステーションソフト「ベルデセルバ戦記~翼の勲章~」 にこだわるブログです。(略称【ベル戦ブログ】)

HBTTE帰還ver.観てきた

HAYABUSA BACK TO THE EARTH(略してHBTTE)はプラネタリウム映画(全天周映像)です。
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 大阪市立科学館プラネタリウムの全スクリーンを使う映像は大迫力。来年出る3Dのはやぶさ映画と比べたくなりました。
 以前に書いた通りこの映画ははやぶさ帰還直前に二回観てますが、今回はそのあとで作られた「帰還バージョン」(2010/12/18リリース)。約2分の追加映像があります。目玉は再突入時のはやぶさの映像。実際の映像と独自のCGは10月1日に見た映画のCGとはだいぶ違う視点で面白い。
 やっぱり45分に押し込むには色々端折らなければならないのが残念だけど、全編ぶっ通しではやぶさを描いているから満足でした。
上映日時〜11月27日(日)までの土、日、祝日の13時から(一日一回)
大人600円、学生450円、中学生以下300円


 ついでに科学館の展示も見てきました。
 順路の先頭にはやぶさの企画展が催されてました。(携帯での撮影なので低解像度、ピンボケなのはご容赦を。)




↑この足元に帰還カプセルと同じ形同じ重さの模型が置いてありました。さすがに17kgはズッシリ来ますね。これが大気圏に突入したと思うとなんとなく感動します。実際にウーメラ砂漠に落ちた時点では表面のヒートシールドは捨て去った後なんで、回収班が感じた重さでは無いですけどw。

はやぶさ表面の金ピカの正体がこれ。写真に撮りそこねましたが、10層になっていて、金ピカ面、スカスカ網面が交互に重ねられていて、耐熱性と断熱性を実現してしかも軽いそうです。


常設の展示物(?)は科学の歴史。大阪市立科学館なので大阪ゆかりの科学者がプッシュされています。

↑これは南部陽一郎先生の提唱した自発的対称性の破れ「質量の起源=ヒッグス場」の概念模型。球体磁石が敷き詰められていて、全部ランダムな向きならば「どの場所もほぼ同一の世界=対称性のある世界」になるはずなのだが、磁石同士が引き合って局所的に磁石の向きがそろってしまい磁石単位での「自発的な相互作用で対称性の破れた世界」になっていることを示している。さらにその上を磁石が通ると抵抗を感じることで重い物体ほど動きづらいというこの世界の性質を説明しようとしている。(これだと慣性力じゃなくて「空間の摩擦力」という現実にはありえない性質を説明している気がするが・・・)

↑初めて知って驚いたのがこれ。江戸時代の携帯型日時計。立てた黒い短冊の影の長さで時間を知るというもので、季節変化にも対応(別の短冊を立てる)している。この発想は無かった!

↑世界初の腕時計型コンピューター。もちろん日本製。こういうのがあるから「小型化は日本の御家芸」と言われるんだなー。もちろん世界初の携帯型クォーツ時計(約10cm×10cm×5cm)も展示されてました。

↑もちろんお子様向けの基礎物理実験装置もたくさんあります。これは遠心力を目で見る装置。手前のハンドルを回すと水槽が回転して中の水が両脇に寄ります。

↑磁場を目で見る装置。3cmほどのワイヤー入りビニールひも(通称ビニタイ)がたくさん入っていて、ハンドルを回すと中の磁石が回転し、それにつられて磁力線の形が変化するのを見せてくれます。教科書に載ってる、磁石の周りの方位磁針や砂鉄で磁場の形を見せてくれるアレと原理的には同じですが見せ方がうまい。しかも低価格で実現しているところが秀逸。これはご家庭でも出来るのではないか?


 他にも地学、化学、生物学、電気などのジャンルの展示がありなかなか楽しかったのですが、撮った写真を全部説明するのは大変なので省略。あとは見てのお楽しみってことで。


HAYABUSA帰還Ver.:600円
展示場観覧券:400円
科学館に入るだけなら無料。